東京2025デフリンピックを終えて
東京2025デフリンピックが終わって数ヶ月以上経ちました。
自国開催であり、出国していないからなのか、未だに終わった実感が湧きません。
デフリンピックのために控えていた食べ物を美味しく食べて過ごしております。
久しぶりに食べるからこそ、美味しさを2倍以上に感じます(笑)
皆さんには、
「私が感じたことや経験したことをお伝えしたい」「気持ちを整理する時間が欲しい」と感じていたため、
ご報告が遅くなりました。
2025年11月21日(金)
走幅跳予選
”予選敗退”
”4m83㎝”
この結果、この数字を見たら良くないですし、情けないです。
まだまだ弱い。そう感じました。
ですが、デフリンピックの試合、3回目の跳躍が終わって予選敗退とわかり、大会会場を出た後、
すぐに家族のところへ行きました。
「もうこれ以上は無理」「もう頑張りたくない」「もうやりたくない」とボソッと口に出してしまいました。
今年は体調を崩すことが多く、やっと落ち着いたと思ったら、また体調を崩す、その繰り返しで
確実に練習ができたのは、トータル数ヶ月でした。
だから、頑張らないと結果を出せないし、結果がすべての世界であるからこそ、
練習できる時は、練習をして、どうしてもできない時は、休んで、イメージトレーニングしたりして工夫をする日々でした。
気持ちにも波があり、なかなか活動日誌を投稿する状態ではありませんでした。
当時、自分が思っている上にプレッシャーがあり、全てを敏感に感じていたため、
デフリンピックが終わったら、再開しようとそのつもりでいました。
毎回、このままデフリンピックに出場する価値はあるのだろうかと悩んだり、
練習を積み重ねられないのに、この状態でデフリンピックに出たくないと感じたり、
選ばれたのだから、最後まで向き合うべきだと、立ち向かったりしていました。
それでも、「私のために応援に来てくれる方に見せたい。はやく試合に出場したい」
とそう思えたのは自国開催のおかげです。
この背景があるからこそ、この結果に納得しています。
今回の東京2025デフリンピックは、
最低限の出来ることしか積み重ねられなかったが、とても楽しかったです。
日本デフ陸上競技選手権大会を含め、過去一番、陸上競技場の観戦席が満席でした。
本当に端から端まで、人がたくさん、こんな光景は二度とないと思います。
東京2025デフリンピックに関わった選手、スタッフ、ボランティアしかわからない特別な光景です。
試技中、観客に手拍子を求めた時の一体感、
「私は一人じゃない。みんなと一つになっている」とそう感じました。
そういった意味では、ボロボロになりながらも「デフリンピックに出場する価値がある」と。
勝負の世界ですから、勝者と敗者が必ずあります。
でも、勝敗よりも、「出場することに意義がある」と私はそう感じています。
所属先の太平電業株式会社 会長、社長をはじめ、多くの方に褒め言葉をたくさんいただきました。
その言葉がとても嬉しく、まだまだ頑張りたい気持ちになりました。
本当にありがとうございます。
私のために大会会場まで直接きてくれた方、ありがとうございます。
本当に幸せな試合でした。
どんな形であれ、東京2025デフリンピックに出場してよかったです。
引退はしません、今はゆっくりと休みますが、これからも一生懸命、競技を鍛錬します。
引き続き応援よろしくお願いいたします!