ACTIVITY DIARY

活動日誌

卓球の試合の難しさ

灘光 晋太郎

こんにちは。灘光です。最近試合が続いていて、ある程度結果もついてきて、いい感じになってきています。しかし・・・・ついこの間までは試合では全くと言っていいほど結果が出ていませんでした。え?全日本で優勝しているぐらいだから勝って当たり前じゃないの?と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。全日本で優勝する前に健常者の試合にいくつか出ていましたが、割とすぐに負けていました。試合に出れば、勝つときもあれば負ける時もあります。
それが何故かというと・・・卓球は人間を相手に競うスポーツだからです。陸上では記録が全てですが、卓球はそうではなく、点数を取るために色々な方法があります。相手も勝つためにこっちの弱点をついてきたり、こちらが思いもよらない方法で点数を取りに来たりします。その部分がかみ合わないと、実力がほとんど変わらなくてもあっさり負けたりします。技術の得意、苦手も人それぞれ違うので必然的に相性、というものも発生します。なので、どんなに強い人でも勝ち続けるというのはとても難しいです。正直大会で優勝するためには苦手な相手と当たらない恵まれた組み合わせであったり、ラッキーなポイントがあるなどと運も必要になってくると思います。事実、健常者の全日本選手権でもほぼ毎年のように優勝者が変わっており、一人がずっと勝ち続けるということは現在はほとんどありません。あの伊藤美誠選手でさえ時間と共に周りから研究され、勝ち続けるのが難しくなっています。私も研究される立場になってしまったので、周りはみんな私の弱点を研究し、狙ってくるはずです。ですので、優勝しても心技体全体の進化、アップデートを怠らず常に新しい自分でいることが勝ち続けるためには必要なことだと思います。これからも進化した灘光を見せ続けますので、どうか見ていてください!勝ち続けられるように頑張ります。