デフ陸上競技とは?
こんにちは。
デフ陸上競技のかみもりです。
今回のテーマは、デフリンピック競技の1つである「デフ陸上競技」です。
まず、デフリンピックについて簡単に説明します。
デフリンピックは、4年に1度の聴覚障がい者のオリンピックのことです。
(デフは、聴覚障がい者のことです。)
パラリンピックもありますが、聴覚障がい者の選手は出場できません。
デフリンピックには、2つのルールがあります。
1つ目は、選手本人の聴力レベルが55dB以上聞こえないことです。
どのくらいかというと、普段の会話が聞こえないレベルです。
2つ目は、普段、使用をしている補聴器や人工内耳を外して、出場しなければならないことです。
選手によって聞こえ具合が違うので、選手全員聞こえないことを公平にプレーするためだからです。
また、デフスポーツには、目で見てわかる「視覚的情報」がたくさんあります。
その例として、「デフ陸上競技」について挙げます。
一般の陸上競技とは違って、デフ陸上競技ならでの特徴があります。
それは、『スタートランプ』です。
私たちは、音を聞くことができないからです。
音では、公平にスタートすることもできません。
音の代わりとなるものは、「光💡」です。
光という視覚的情報で、スタートをします。
日本製のスタートランプには、3種類の色があります。
「位置ついて」が赤色🟥のランプです。
「よーい」が黄色🟨のランプです。
「どん!」が緑色🟩のランプです。
このように、ひとつの動きごとにランプの色を変えて、スタートします。
国によって、スタートランプの形や色等が違います。
信号🚦のようなスタートランプもあります。
デフリンピック競技大会等の国際大会では、さまざまな国のスタートランプの中から1つ採用します。
そのため、慣れない初めてのスタートランプだったりすることがあります。
世界の中で、日本製のスタートランプが1番だと私は思っています。
見やすいですし、無駄な動きが少なく、スタートしやすいと思います。
このスタートランプは、東京都立中央ろう学校の職員が開発しました。
詳しいことは、こちらのURLから見ることができます!↓(1番下にURLがあります)
私たちデフアスリートのために、色々と考えてくれて、とても感謝しています。
話を戻しますが、これがデフ陸上競技の大きな特徴です。
イベントやデフ陸上競技教室等を開催することがあります。
そこで、スタートランプ体験をすることができます。
是非、イベントに参加していただけたら嬉しいです!